1984年にオープン、ゴールデン街の老舗である。花園神社裏、交番の前の通りに面した間口は狭いが、看板の「シャドウ」という紫の文字はなかなかインパクトがある店。

 アンティークな?感じの扉を開けてみると、カウンターと、テーブル席が一組、あわせて14人ほどが座れる店内、壁には、古いメニューや、ポスターがびっしりと重ねられ、どれが新しいのか古いのか年代の見極めがつかない。その色あせさえ、この店の味わいになっている。時代の重なりが感じられてかっこいいのである。

 マスターは白シャツに、黒チョッキ姿。噂によると、留学経験があり、仏語はかなりお得意、外国人のお客も多いとか。2003年にこの店の真上に、“珍呑”という店を開店させたが、内装などこのマスターの手作り、廃材を利用するなど、発想の豊かなヒューマニストだ。

 この店は、マスターによると、「コストパフォーマンスすなわち、ゴールデン街一の安い店」という低料金、思わず、「え?」と聞き返したくなる料金だ。まず、一度来店の上、確かめてほしい。マスターの手料理のメニューも壁にある。

 店名の「シャドウ」は、ここにあった店のまま、引き継いだ。

 
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住所 新宿区歌舞伎町1-1-8
電話 03-3209-9530
営業時間 午後5:00〜午前0:00
定休日 なし
チャージ 男性1,000円 女性なし
ワンショット 600円
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