「とだち」と読む。マスター中島さんの友人で、詩人の平出隆(ひらいでたかし)氏が名づけてくれた。なんとも不思議なネーミングだ。一人でこの店の開店準備のためにがんばる中島さんの姿が鳥の飛び立つバサバサというイメージと重なったこと、また、カウンター前の客席の幅が狭いので、立ち呑みの店にしようかと、一時考えたこともあり、「立つ」という語感が選ばれたようだ。
店は一階にあるが、カウンターの上の3階までの天井がすっかり吹抜けになっており、スペースの狭さはほとんど感じられない。のびやかに上にひろがった空間はまさに、“鳥立ち”にふさわしい。2004年10月31日オープン。
2階の一部は、6人ほどが座れる畳敷きになっている。カウンターには6、7人。壁際にはベンチもある。
子供の頃、7年ほど大阪に住んでいたという若いマスターは、一人でこの長い営業時間を務めるが、「自分の家の居間で酒を楽しんでいる雰囲気」の店にしたいそうで、閉店近くの時間帯でも、静かな笑顔で迎えてくれる。
壁にびっしりと並ぶCDも若いマスターにしては、以外なジャンルの広さがあるようだ。
淡々としているが、どこか暖かいマスターの魅力だろうか、客層は20代から70代と幅広い。お通しは和風の手作り、煮物やお浸しなど。常連さんによると、「酒はいろいろあるが、ブランドにこだわらない、イメージのおもしろい芋焼酎など、マスターに薦められて“芋ワールド”に迷い込むのも楽しい」とのこと。
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住所 |
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新宿区歌舞伎町1-1-7 |
電話 |
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03-3205-2317 |
営業時間 |
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午後7:00〜午前5:00 |
定休日 |
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日曜日 |
料金 |
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ワンショットつきチャージ1,500円
(2杯目からは、ショット料金のみ) |
ワンショット |
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600円〜 |
ボトルチャージ |
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1,500円 |
ボトル |
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3,500円〜 |
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